タイムの花

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母はもちろんですが、東京での学生時代から結婚するまでお世話になった伯母にも揚げ物のそばには危ないから来ちゃダメ、魚の骨は私の分だけ身をほぐして取り除いてくれるという過保護ぎみに育ててもらった私は、当たり前ですがお料理は全く出来ませんでした。
結婚して朝からそわそわ夕食の準備をしているにもかかわらず、夫が帰ってくるまでに食事が出来ていたことはほとんどありませんでした。やっとお待たせしました~とテーブルの並ぶのは小さな出来損ないの肉団子のような奇妙なものがぽっつりのような・・・それでも一度もたったこれだけ?などと言うこともなくいつも美味しいよ、と一生懸命食べてくれた夫に今更ながら感謝!
そのおかげでお料理が好きになれたし、子どもにも「家のご飯がやっぱりいちばん美味しいね」と言ってもらえるようになったのだと思っています。
そんな何でも喜んで食べてくれる人が唯一苦手なものは、タイムです。
当時ハーブ大好きの私は何にどのくらいということを考えるゆとりはありませんでした。パスタが食べたいというリクエストにお答えした結果、美味しくしようとの過剰な努力から混入した多量のタイムに
「この匂い何?何?・・・・・ごめんこれだけは食べられない!」と言わしめたのでありました。
今もなおひとふりのタイムさえ敏感に嗅ぎ分ける凄い嗅覚というか味覚を作り上げたのはなにをかくそうこの私です。

携帯でタイムの写真を撮っていたら、
「これ何の花?綺麗だね、レンゲみたいだね」
「タイムよ」
「ー?-- えっ! これタイムなの?---家にこんなに生えてたの?・・・・・・・
うーーー」

ごめんね、こんなに沢山生えてるけどお料理には入れないからね。
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by poppy_seed | 2007-04-28 13:21 | 風景